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1.上肢の障害
1.肩甲帯から上腕
上腕骨顆上骨折
小児と成人では治療方針が異なります。
成人の場合は、関節面にかかる骨折で転位(ずれ)も大きく、強固な内固定を行う必要があります。また、できるだけ早期から可動域訓練を開始することが必要です。
循環障害(フォルクマン拘縮)や、神経麻痺などの合併症を起こす危険が多いです。
上腕骨顆上骨折は、肘関節伸屈位で手をついて倒れた時に発生します。骨折線は、前下方から後上方へ斜めに走り、遠位骨片は後上方へ転位するとともに内方あるいは外方へ転位し、かつ内旋位をとります。
上腕骨顆上骨折は、原則として保存的に治療します。遠位骨片の前後方向、内・外反変形、回旋変形の整復が行われます。
上腕骨顆上骨折は、整復不全により、内反肘変形を残すことがしばしばありますが、機 能障害はあまり発生しません。
この部分は骨の前後の厚みがきわめて薄いことから整復後も容易に再転位をきたしやすくなっています。また、変形癒合をきたした場合は自家矯正能に乏しいので、治療に当たっては早期に確実な整復位を得ることが必要です。
伸展型骨折が最も多い。転倒や転落の際に、肘関節を伸展した状態で手関節部で体重を支えた時などに発生します。
合併症としては、神経麻痺が出現する比率が高くなっています。神経の完全断裂はまれであり、多くは骨片端による神経圧迫や転位による神経過伸展障害です。
Volkmann拘縮は、上腕骨顆上骨折の最も重篤な急性合併症です。骨折後の激しい疼痛や腫脹を伴い、典型例では5Pの症状を呈します。
直接欠陥が損傷されるタイプと末梢部以下の腫脹による血流障害の2つのパターンがあります。
上腕骨顆上骨折後に発生する変形癒合には、中枢骨折の特に尺側部分の前方突出、末梢骨片の広報転位、及び内反射があります。
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