1.MRIと筋電図
2.筋電図について
運動単位電位の波形の異常(多相性電位)
単一の運動単位電位の波形が多相性に峰別れしたものを多相性電位といいます。
正常では波形は単相から3相性までで、ごくまれに4〜5相性もののもみられます。4相性以上のものを多相性電位といい、次のような疾患にみられます。
1・末梢神経障害に見られる多相性電位
末梢神経障害の場合には運動単位電位は5相性以上の多相性電位になることが多い。単系的なものでは波形は10相以上に分裂し、持続時間も10〜20msecと著しく延長しますが、振幅は1mV以下となり正常よりも小さいものが多い。
2・運動ニューロン疾患に見られる多相性電位
運動ニューロン疾患では、運動神経細胞の変性のため随意収縮に際して高振幅電位が出現しやすいですが、針の位置によっては数相の多相性電位に変化することがあります。
また運動ニューロン疾患に見られる多相性電位は振幅が大きく持続時間も長いことが多いですが、抹消神経障害の場合と同様に、振幅が小さく持続時間の長いものもみられます。
3・ミオパチーにみられる多相性電位
ミオパチーにおいても多相性電位が出現することがあります。ただしその波形は振幅が小さく持続時間も短いのが特徴で、持続多相性電位といわれています。
4・運動単位電位の非同期放電による波形
運動単位電位MUPが多相性に分かれてみえる場合に、1つのMUPが崩れて多相性になる場合と、2個ないしそれ以上の異なったMUPが一定の時間間隔で連続して出現する場合があります。
一つは後期成分といい、もう一つはその他の特殊な後期成分といいます。
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