1.脊柱の障害
2.ヘルニア他
椎間板ヘルニア
椎間板には椎体間を連結し、脊柱の運動と衝撃緩衝機能を担っています。
外周を囲む固い膠原線維よりなる線維輪と、中心にある水分を多く含んだゲル状の髄核より構成されています。
線維輪が加齢や外部からのストレスによって変性変化を起こして断裂を生じ中の髄核も変性して線維輪の断裂部を通って外へ膨隆、脱出した状態を椎間板ヘルニアといいます。
●Macnabの分類
突出…後方線維輪の一部が断裂し、髄核がその断裂部に移動することにより、胴部が局所で突出したものをいいます。
線維輪の外層は保たれています。
変性椎間板の広基性の後正中突出の場合は、椎間板の線維輪膨隆との鑑別は難しくなっています。
脱出…線維輪が一部完全に断裂して、髄核が線維輪の外に脱出したものをいいます。
後縦靭帯を越えていないものと後縦靭帯を破って硬膜外腔に脱出したものがあります。
遊離…脱出した髄核が親椎間板から分離して移動したものをいいます。
●脱出方向による分類
後正中型
後外側型
椎間孔内外側型
椎間孔外外側型
臨床的に問題となる椎間板ヘルニアの大多数は、後正中型と後外側型の2つで、そのうち後縦靭帯の構造から後外側型が最も多くなっています。
通常のMRIの矢状断像では、後正中型と後外側型は診断が容易ですが、椎間孔内外側型と椎間孔外外側型は見落とされることがしばしばあります。
そのためには、症状を念頭におきながら、T1強調横断像で椎間孔やさらに外側まで注意して観察する必要があります。
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